映画「武士の家計簿」

予告編を見て興味津々。江戸末の下級武士の生活が大変だったことは良く知られているが、「どの程度?」「どうやって?」と二つの疑問を持ちながら見に行った。映画でわかったことは①かかった経費はすべてその日のうちに家計簿につける。②売れるものは全て売る。③家族一致団結して、見栄を捨てて節約する。の三点。それにしても、この家が窮乏した一因は父の骨董趣味と、母の着道楽とは!また、出世すれば余計出費が増える江戸時代のシステムには不思議に納得。加賀藩の財政に携わってきた猪山家の跡継ぎ直之とその妻、堺雅人と仲間由紀恵のだす味わいがとても良い。さらに公式サイトには猪山家の間取り図が。中庭・坪庭を中心に配した平面、興味深い。
それにしても、売るものがない家の場合どうしたらいいのだろう。節約術は、予告編がほぼ全ての映画でありました。 
なお、江戸時代中期の財政状況についての本は、「元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世」 (中公新書) 神坂 次郎著もあります。(K)
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武士の家計簿
監督:森田芳光
原作:磯田道史『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書刊)
堺雅人 仲間由紀恵 松坂慶子 西村雅彦 草笛光子 中村雅俊
伊藤祐輝 藤井美菜 嶋田久作 宮川一朗太 小木茂光 茂山千五郎
by oka200x | 2011-01-08 20:32 | その他